安定性を保つための地盤改良
当社は、建物の建築基礎に欠かすことの出来ない地盤改良業務を行なっております。建物、道路などを構築する際、安定性を保つために地盤に改良を加え、安全性を高めます。
柱状改良工法
軟弱な地盤に家屋や構造物を建築する際、現状地盤と固化材(セメント系)をミキシングさせ円柱状の固化体を支持地盤がある深さまで築造して、その上に家屋等を建てる事により不同沈下を起こさないようにします。
薬液注入工法
地下構造物を構築する際、地下水や地盤のゆるみで、所定深度まで掘削する事が出来ない場合、固化時間を調節できる薬液を注入する事で、止水や地盤強化を行います。
定置式
車上式
表層改良工法
建築物の下部で、比較的浅い箇所の軟弱地盤をバックホゥ等により、セメント系固化材を散布して、混合攪拌・整正・転圧を行う工法です。表面より2m以浅が不良な地盤の場合に適用されます。
施工サイクル図
鋼管回転貫入工法
家屋または構造物を構築する際、鋼管の先端に掘削刃を取付け、鋼管杭を地盤中に貫入し支持層まで到達させ、上載荷重である家屋等が不同沈下しないようにします。支持地盤が約8m以深にある場合に採用されます。また、地下は温度変化が少ない為に地中深く鋼管を打込み、鋼管内の一定温度を室内に循環させる事で、室温をコントロ-ルする事にも採用されています。
施工サイクル図
①建て込み
杭をつり込んで杭心に合わせて杭をセットする。
②杭の回転貫入
杭体を振れ止めで固定し、杭の鉛直性を確認する。その後、杭を回転貫入させながら、羽根の推進力で杭を地盤に貫入させる。
③回転貫入完了
支持層を確認し、打ち止め管理規定に基づき打ち止める。
ケンマⅡ工法
国土交通大臣認定
ケンマⅡ工法
SSEパイル工法(鋼管抑止杭)
柱状地盤補強工法SEPの実績をもとに、地すべりを抑止する鋼管杭を打設します。
①柱状掘削、②セメントミルクを注入、③鋼管杭を挿入、④鋼管継手、⑤セメントミルク硬化というシンプルな工法です。
1.工法特徴
- 狭小地でも施工ができます。重量が8t~20tクラスの杭打機で施工します。
- SEP工法実績のあるTRスクリュウを使用します。
- TRドラムのおかげで排土が少なく、精度よく施工ができます
2.作業工程
3.施工例
スクリューウエイト貫入試験(旧 スウェーデン式 サウンディング試験)JIS A 1221
住宅メ-カ-のほとんどは、地盤調査の結果そのデ-タ-を検討して基礎の仕様を決定します。地盤の地質によっては、5~10年かけてゆっくり沈下して建物を傾かせたり、近隣の工事の影響で急に沈下したり地震の液状化現象で傾いたり、いろんな現象を生み出します。このような地質を探り当て、不同沈下を起こさない基礎仕様にする為に地盤調査を行います。現在最も汎用されている地盤調査法がスウェーデン式サウンディング試験です。
調査フロー
杭をつり込んで杭心に合わせて杭をセットする。
杭体を振れ止めで固定し、杭の鉛直性を確認する。
その後、杭を回転貫入させながら、羽根の推進力で杭を地盤に貫入させる。
支持層を確認し、打ち止め管理規定に基づき打ち止める。
土質を判定する為にロットが貫入する音などの情報も記録します。これらのデーターにより土の締まり具合が測定されます。
地盤保証
現状回復させる為の工事費用を支払う制度です。保証期間は基礎着工日より始まり、引渡し日から10年間です。当社が地盤調査および地盤改良工事を行った物件には、10年間の保証書をお付け致します。