安定性を保つための地盤改良
当社は、建物の建築基礎に欠かすことの出来ない地盤改良業務を行なっております。建物、道路などを構築する際、安定性を保つために地盤に改良を加え、安全性を高めます。
表層改良工法
- 比較的に浅い位置に硬い地盤がある場合、軟弱な地盤とセメント系固化材を攪拌・混合して固める工法です。
- 使用機械は、バックホウと振動ローラーです。改良深度は、0.3m~2.0mが軟弱な場合適応されます。
- 対象の構造物は、住宅や低層階の建築基礎、または土間下で使用されております。
-一般工法-
-ダイナWミキシング工法-
- ダイナWミキシング工法は、今までの表層改良よりもより品質・工期を向上させます!!
- バックホウに特殊なアタッチメントを取り付けることにより、攪拌効率を良くし品質を高めます。
- アタッチメントには、ロータリー式の攪拌羽根とバイブレーションを取り付けております。
- 乾式だけではなくセメントミルクを使った湿式の改良も行えるので深度5mまで改良できます。
杭状地盤補強工法
-SEP工法(シンプル・エコ・パイル)-
-GBRC性能証明 第20-27号 -
- 地盤改良機に特殊なスクリュウ(TRスクリュウ)を取り付けて、掘削してセメントミルクを流して引き抜くだけの簡単な作業で、品質の高いセメントミルク柱を築造します。補強体の直径は、φ200㎜~φ350㎜です。
- 他工法よりも大きな摩擦力を確保して、建築物を支えます。対応の建築物は主に住宅や小さな擁壁やカルバートボックスです。
- 現地土とセメントが混ざらないので、六価クロム等の有害物質は発生させません。
柱状改良工法
-深層混合処理工法-
- 固い地盤が、2~20mにある場合、建築物を支えるためにする地盤改良です。
- 現地土とセメントミルクを攪拌混合させて柱状の改良体を築造する工法。改良の直径は500㎜~1300㎜です。
- 対応構造物は、住宅や低層階の建築物、ボックスカルバート、擁壁等の土木構造物です。
- 認定工法 -
- 太洋基礎工業の協力会社として、TSC工法・SATコラム工法を施工させていただいております。
- 認定工法の利点は、特殊な攪拌翼を使用して、標準化された手順でせこうするため、バラツキが少なく品質の高い改良体を築造します。
仕様
TSC工法 | SATコラム工法 | |
---|---|---|
改良径 | φ500㎜~φ1200㎜ | φ400㎜~φ1500㎜ |
最大施工長 | 10m | 20m |
改良強度 | 2000kN/m2 | 2000kN/m2 |
対応土質 | 砂質土・粘性土 | 砂質土・粘性土 |
鋼管杭
-羽根付き鋼管杭-
家屋や構造物を支持するために、鋼管の先端に掘削刃を取付け、くいを地盤中に回転させながら貫入し支持層まで到達させ、構造物等が不同沈下しないようにします。硬い地盤が約8m以深にある場合に採用されます。また、崖に付近に建物を作るときにも採用されます。地中の温度が年間一定であることを活用して、地中深く鋼管を打込み、杭内部の温度を室内に循環させる事で、空調や融雪に使用します。
-ケンマⅡ工法(大臣認定工法)-
ケンマⅡ工法は、鋼管に2枚の半円状の翼を取り付け、回転貫入装置を備えたくい打ち機によって鋼管を回転させて地盤中に貫入し、これをくいとして利用する工法です。軸径はφ101.4㎜~406.4㎜。羽根径はφ250㎜~φ1000㎜。大臣認定を取得した工法です。(砂・砂礫 TACP-0628・粘土 TACP-0629)引き抜きは、性能証明を取得しております。
-SSEパイル工法(鋼管抑止杭工法)ー
柱状地盤補強工法SEPの実績をもとに、地すべりを抑止する鋼管杭を打設します。
①柱状掘削、②セメントミルクを注入、③鋼管杭を挿入、④鋼管継手、⑤セメントミルク硬化 というシンプルな工法です。
1.工法特徴
- 狭小地でも施工ができます。重量が8t~20tクラスの杭打機で施工します。
- SEP工法実績のあるTRスクリュウを使用します。
- TRドラムのおかげで排土が少なく、精度よく施工ができます
2.作業工程
3.施工例
薬液注入工法
地下構造物を構築する際、地下水や地盤のゆるみで、所定深度まで掘削する事が出来ない場合、固化時間を調節できる薬液を注入する事で、止水や地盤強化を行います。